Maternity
Dentistry
マタニティ歯科
むし歯治療
もともと生まれてくるお子さんのお口の中にはむし歯菌は存在しません。保護者のお口のむし歯菌が感染することで定着します。お子さんのむし歯予防を考えると、生まれてくるまでに保護者のお口の中ができるだけ健康になっていることが必要です。なお、むし歯治療は週令によって治療内容が異なります。
● 妊娠初期~17週
痛みのある歯に対しては応急的な除痛処置を行います。麻酔をかける処置が必要な場合は、産科が併設されている総合病院の口腔外科へ紹介を行います。
● 17週~30週
妊娠していないときと同様の治療を行います。抜歯も可能です。
● 30週以降
痛みのある歯に対しては応急的な除痛処置を行います。麻酔をかける処置が必要な場合は、産科が併設されている総合病院の口腔外科へ紹介を行います。
歯周病治療
妊娠時の歯周病は低体重児、早産のリスクが高まることが知られています。また、もともと歯周病がなくても妊娠時には「妊娠性歯肉炎」という炎症が強くなる状態になりやすく、そのままにしておくと出産後通常の歯周病に移行しやすくなります。歯周病治療は麻酔をかける治療がないため(外科的な歯周病治療はのぞきます)妊娠初期からおこなうことができます。当院では、妊娠中から歯周病治療を行い、出産後も定期的な歯周病予防治療に来院していただき、生後4ヶ月からのはみがき教室、その後のフッ化物塗布を通して妊娠中から親子で健康なお口を維持していただくお手伝いをしております。
For The Future
Of Children
Q&Aマタニティ歯科
Q.妊娠中です。歯が痛いので市販の痛み止めをのんでもよいでしょうか。
A.市販の痛み止めは妊娠中はご遠慮ください。また、妊娠前に処方された痛み止めを服用するのもおやめください。当院では妊娠中でも服用できる痛み止めをご用意しております。
Q.歯の治療は出産してからするようにと以前聞きました。
A.歯周病がある場合、早産、低体重時リスクが高まるため治療をお勧めしています。また、痛みを我慢することでかえってストレスになる、食事ができないなどもあります。妊娠前と変わらず歯科受診をされることをおすすめします。
Q.産休に入ったので以前から気になっていた親知らずを抜きたいです。
A.産休を取得できるタイミングから考えると30週をすでにこえていると考えられます。その場合抜歯は産後におすすめしています。ただ、抜歯を行わなければならない場合は総合病院の口腔外科を紹介しております。